水が簡単に手に入らない環境に、大気中の水分を集めて貴重な水を作り出す「Warka Water」

毎日の生活に欠かせない水。

日本では蛇口をひねれば安全なお水を飲んだり使ったりすることができます。

では、どこの国でもそうかというと、そんなことはありません。

安全な水のない生活を送っている人が沢山います。

飲み水が簡単に手に入らない国や地域がある

現在の世界人口が約73億人なのに対し、

2015年時点、世界では・・・

6億6,300万人が、改善された水源を利用できていません。

 

※改善された水源とは

外部からの汚染、特に人や動物の排泄物から十分に保護される構造を備えている水源・給水設備。例えば、家庭内の水道や公共の水道、水汲み場、掘削井戸、保護された堀井戸、保護された泉、雨水など。

 

 pzoso75_yw_mtm51484039846_1484039855

ユニセフ 水と衛生[http://www.unicef.or.jp/about_unicef/about_act01_03.html]

当たり前のように安全な水が手に入る私たちは、普段、水のない世界について考えることもないでしょう。しかし、現実にはまだまだ困難な生活を送っている人がいるのです。

 

そんな水問題に悩む国の一つに、アフリカ東部に位置するエチオピアがあります。エチオピアの高知は固い地盤のため井戸を掘ることができません。

また、山岳地域では水脈までの深さが450mもあります。

仮に井戸を掘れたとしても、掘った場所で水が出る保証がなく、出た水が飲み水に適したものである保証もありません。

ですから井戸を掘ることは、コストパフォーマンスが悪いと言えます。

電力不要の給水塔「Warka Water 

ldpkduz009r4uh71484038840_1484038862

空気から水を生み出す「WarkaWater」電力不要のローテク給水装置はなんだか美しい。[http://allsync.jp/etc/2015/08/WarkaWater.html]

 

そこで、エチオピアの山岳地帯や安全な水を入手することができないアフリカ地域の水問題を解決するための給水塔『Warka Water(ワカ・ウォーター)』が、イタリアのデザイナー”アルトゥロ・ヴィットリ”氏によって考案されました。

Warka Water』を簡単に説明すると、ナイロンとポリプロピレンの繊維でできた網に空気中の水蒸気を集め、その網を水滴がつたい給水塔の土台部分に設置したボウルに集まる仕組みです。

 

一基あたり1日に25ガロン(約95リットル)以上の飲料水を作ることが可能です。

4人で作業すれば一週間程度で制作でき、必要であれば分解して移動することもできます。一基制作するにも低コスト、電力なしで稼働できます。

 

未だに子供でも毎日のように長い距離を歩いて水汲みをしている国や地域があります。

しかし、それだけ大変な思いをしていても、その水が病気や死を招く危険が高いのが現状です。

Warka Water』で、少しでも多くの人々が救われるといいですね。